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結露対策アパートの網入りガラスの場合は?プチプチの貼り方剥がし方

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寒い季節になると家の窓ガラスやサッシに結露が大量発生しませんか。
特に、アパートやマンションの場合は網入りガラスが使われているのですが、この場合、結露対策の1つである断熱シートが使用不可となっていることが多く、どんな結露対策が出来るか分からず悩む人が多いようです。

今回は網入りガラスが断熱シート不可の理由や注意点や、比較的安価な断熱シートであるプチプチ®等の貼り方や剥がし方等についてお話しします。

結露対策アパート向けの方法は?

一戸建てに比べてアパートやマンションの結露は激しく、寒さが酷い場合はサッシのガラスの下半分がびしょ濡れで、アルミサッシ部分は水が滴り落ちて、フローリング床部分が水で濡れてしまうということもあります。
これは、一戸建てに比べて窓が少なく自然換気がしにくい構造だからでしょう。
ですので、基本的な結露対策として1日数回、換気をするのは重要です。

●基本的な結露対策はこちら。
結露の原因と対策は?防止にお金をかけない裏ワザ おすすめは?

ですが、網入りガラスに限らず、単板ガラス場合がガラス厚が薄く結露が激しいため、湿度の高い部屋は換気だけでは足りません。
そこで、ガラスの厚みを補強して断熱効果を高める点から、結露対策を考える必要があります。

次に網入りガラスを断熱シートに使うことを考えましょう。

結露対策グッズが網入りガラスに使えない理由は?

結露対策グッズでガラス面に貼るタイプの断熱シート※1や遮熱シート※2だと、網入りガラス不可となっている商品が多いですのですが、実際には熱割れしないケースもあります。

使用不可となっている理由は、メーカーの製造責任の問題(PL法)から「どんな条件下でも使える商品ではないため」であり、メーカー側で詳細を書けないための禁止措置なのです。
ですから、全ての場合に断熱シートを使ってはいけない訳ではないので、網入りガラスの割れる要因について理解して、ご自身の家のガラスに使えるかを自分で判断することが大切です。

※1 断熱用シート→内外の熱移動を小さくする。結露対策と暖房効率両方に使える。
※2 遮熱用シート→太陽光の放射を防ぐ。主に夏の暑さ対策用。

網入りガラスが割れるのは様々要因がありますが、結露と関係する部分では主に次の2つの事が関係します。

・ガラスと金属線の膨張率の違い
・サッシに隠れている(ガラスの端の)部分はワイヤーが出ているため、ワイヤーが錆びてガラス内部に浸食する可能性がある

網入りガラスの網は金属製なのでガラスの日射吸収率が高まります。
ガラスは直射日光を受けると暖められた部分は膨張しますが、周辺部分や日光が当たらない部分は変化しません。
ここで周辺部分に熱膨張の変化を妨げる力が発生し、ガラスの許容強度を超えると割れてしまうのです。

ですが、実際には

・直射日光があまり当たらない
・夏でも高温にならない地域

このような条件があれば熱割れの心配はありません。
西向き窓の場合直射日光が強いので、結露とは別に、夏の日差しの強さで窓ガラスが割れるというケースもあるようです。
結露に関連するケースとしては、寒い日の朝の東向きや南東向きの窓は温度差が激しいので「網入りガラス不可」となっている商品は避けましょう。一方、北向き窓はほとんど熱割れの心配はありません。

また、プチプチ®等を貼る程度では熱割れが生じることは殆どなく、もし生じた場合はプチプチ®等が原因なのでなく別の原因の可能性が高いです。


結露対策でプチプチの貼り方

普通のプチプチ(粘着面なし)®等の場合

基本の貼り方

凸凹面をガラス側にして、普通の両面テープで貼ります。

断熱&結露効果を高める貼り方

ガラス面だけでなく、サッシ部分ごと覆うように両面テープで貼ります。
ただ、窓枠ごと覆ってしまうと窓の開閉が出来なくなるため、マジックテープなどで取り外しが簡単に出来るように付ければ問題ないでしょう。

ガラス面は外気の影響を受けやすく冷えますが、周囲のアルミサッシはもっと冷えますし、サッシの隙間から冷気が入るので、その部分も冷えます。そのため、ガラス面だけプチプチを貼るよりも、その外枠であるサッシごと覆うほうが結露が減ります。

もっと断熱&結露効果を高めるには?

上記に加えて厚手のカーテンを閉めると、かなりの断熱と結露対策になります。

粘着面があるプチプチ®等の場合

我が家で愛用しているのは近所の100円ショップ(キャンドゥ)のプチプチ®等ですが、粘着のりが片面に付いているため、霧吹きでガラス面を濡らして粘着面をガラスにペタッと貼ります。

時々湿度が高い場合は内側に結露がついていることもありますが、今のところ、翌日晴れて湿度が下がると問題ありません。
ワンシーズン限りの使い捨てなので、100円の買い物であれば安くて便利な商品だと感じてます。

ちなみに、窓ガラスに貼るだけだとサッシ部分の結露は防げないので、次の方法があります。

結露対策テープをサッシに貼る

新聞紙をサッシ部分に置く
新聞紙を1枚、細く折り畳んでサッシの桟に挟むだけですが、結露取りとしても断熱シートとしても侮れません。
使い捨てですが、お金をかけないで手軽にできるのでお勧めです。

直射日光が当たる場合のプチプチ®等の貼り方

直射日光が当たる場合は網入りガラスが割れる可能性があるので、粘着タイプは使わないようにします。
普通のプチプチ®等を購入し、窓には触らず、外枠のサッシ部分からガラスを覆うように両面テープで貼り付けます。

サッシごと覆うと窓の開閉が不便なのでマジックテープなどで取り外しが簡単に出来るように付ければ問題ないでしょう。

プチプチ®等のきれいな剥がし方

寒い季節の数ヶ月間プチプチ®等を貼っておくと、剥がす時にシールの跡が残って取りづらいことがあります。
シートの粘着面は水糊で出来ていることが多いのですが、次の方法で剥がすときれいに取れますよ。

・熱いお湯をボロ布などに浸して(やけどに注意)、シートの痕になっている部分に当てて水分と熱で柔らかくして拭き取ります。

【上記方法で取れない場合】
台所洗剤をつけて拭く
シール剥がしを使う

スクレーバー(シール剥がしヘラ)があると剥がしやすいです。

さいごに

結露対策で断熱シートの商品は網入りガラス不可が多いのですが、北側などの直射日光が当たらない場所だと大丈夫です。
また、熱割れが心配な場合は、ガラスに直接貼るのでなくサッシに取り付ける方法なら問題ないし、その方がガラス面だけに貼るよりも結露対策としては効果が高いのでおすすめです。
結露が酷い場合は断熱による結露対策が重要なので、安くて入手しやすいプチプチ®等をお試しください。

◆色々結露対策したけど結露が発生しちゃった!という場合は結露取り方法についてこちらの記事を参考にすると良いですよ。
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