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供養のマナー

同僚の親が亡くなった時の香典どうする?相場は?連名の時は?

会社の同僚の親が亡くなった場合、香典の出し方は悩ましいですね。

そもそも、香典で悩むことは多いと思いますが、特に会社の場合は様々なケースがあって複雑です。

会社からの香典もありますし、会社によっては親睦会費等から出るところもあります。
職場環境によっては、部署やチームごとに連名でだす慣習があることもあります。
その部署やチームなどから外れていると、同期や親しくしている同僚と連名で出すこともあります。

その同僚と親しくしている場合、連名などで出すものとは別に個人名で包んだ方がいいのか、あるいは個人名で包みたい場合には連名での香典はどうしたらいいのか、、わからないことばかりですね。。

今回は、会社の同僚の親が亡くなった場合の香典に関する考え方をご紹介します。

同僚の親が亡くなった場合の香典は出す 出さない?

社員の親が亡くなった場合には、会社から弔慰金として香典がでます。他にも、労働組合や親睦会等から支給されることもあります。あくまで組織として、社内規定などに基づき支給されるものですから、個人として出す香典とは別のものと考えます。

会社関係であれ、プライベートのお付き合いであれ、香典はご遺族に弔意を伝える意味や、葬儀などの経済的負担の金銭的な補助の意味合いがあります。ださなければならないものではありませんので、あくまで故人やご遺族との関係から、自分の気持ちとして判断していいものなのです。

もちろん、個人で包んでもいいですし、部署やチームなどのグループ連名で出しても構いません。

最近は、家族葬や直送を営み、参列や香典を辞退する喪家も増えつつあります。その場合には、香典不要ですので、お悔やみをお伝えするだけでいいでしょう

同僚の親が亡くなった場合 〜 個人で包む香典の相場は?

会社関係者のお葬式(通夜・葬儀・告別式)に、個人で香典を出す場合には5,000円が相場ですが、年齢や役職、職場環境、相手との付き合い方によっても異なります。

・20代:3,000〜5,000円
・30代:5,000〜10,000円
・40代以上:5,000〜10,000円

同僚といっても、役職がついている場合やそれなりの年収がある場合には1万円が一般的でしょうし、職場環境や同僚との関係によっては5,000円でもおかしくありませんし、若くても同僚と親しくしているなら10,000円でも出し過ぎと言われる金額ではないでしょう。

香典返しのことを考えると、3,000円の香典はよくないとの考え方もあるようですが、これも地域によって異なります。
お通夜や葬儀(告別式)当日に香典返しを渡す「即日返し」をする地方と、忌明け(四十九日法要後)に郵送する地方とあります。即日返しの地域では、香典の多寡に関わらず一律で香典返しがありますが、忌明けの郵送であれば香典の額によって香典返しが変わってきます。

忌明け後に郵送する地域では、香典が3,000円だと香典返し(半分〜1/3程度)をすると手元に残らない、、ということになるので、3,000円ではよくない(少ない)と考える方もいるようです。その場合には、香典返しは辞退する旨香典をお渡しする際に伝えればいいだけなので、気にすることはありません。香典には、経済的負担の補助的な意味は確かにありますが、それぞれからいただいた香典ごとにいくら残る、残らないという話ではありません。喪家の持ち出しになるのであれば申し訳ないとも言えますが、それぞれの金額の多寡に対しあれこれ言うのも、むしろ失礼な話でしょう。

香典の相場 会社連名の場合は?

会社の部署やチーム、同期や親しい仲間との連名で出す場合には、「社員一同」「〇〇部(課)一同」「〇〇一同」と言った形で、1つの香典を出すことになりますので、相場というものはありません。人数によっても変わってくるからです。

連名となるメンバーの年齢によって、それぞれが千円〜数千円程度出すのが一般的でしょう。

私が以前勤めていた会社では、年齢や役職によって1,000〜3,000円程度集めていました。集計後、上長が半端な額分を上乗せして合計金額を調整したものです。実際に、私の祖母が亡くなった際にも香典を各部署からいただきましたが、部署によって人数も年齢もまちまちなので、いただいた香典の額もマチマチでした。他に、会社と支社長名で別にいただきました。

派遣社員やアルバイトであれば、連名とはいえ出さなくてもいいでしょう。
お付き合いが長いなど、アルバイト同士で連名で出す場合には、一人1,000円程度でいいでしょう。その場合には「アルバイト一同」や「アルバイト有志」と名入れしましょう。

香典を連名と個人両方で出すのはどうなの?

部署やグループ連名で出す場合でも、特に親しい相手であれば個人としてきちんとした香典を出したいと考えることもありますよね。その場合は「個人で包みますので」と言って、連名の方を断って問題ありません。個人と連名の両方で出す必要はありません。

さいごに

会社関係の香典は一般的には5千円ですが、社員と親しい場合や特にお世話になった場合などは1万円包んでも問題はありません。

香典は、あくまでも気持ちの問題ですから、金額の多寡でどうこう言うものではありません。出せる範囲で用意すればいいですし、余裕があったり、個人や遺族への思いが強い場合には多く包めばいいのです。少ないからケチとか、感じ悪いとか、そういう判断をするのはおかしな話ですし、そういう考え方があると「香典マナー」で紹介する人もそれはそれでどうかと思います。

大切なことは、まずは故人や遺族への気持ちです。よくわからないマナーや謎ルールに振り回され、気持ちをどこかに置き忘れないようにしたいものですね。

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