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供養のマナー

香典の書き方アルファベットの縦書きは?会社名の英語や外国人名は?


香典の書き方でアルファベットの場合はどうすれば良いのでしょうか。

会社名が英語だったり外国人が香典を出す場合に、表書きを縦書きでどう書けば良いのか悩みますよね。

今回は、アルファベットが入る場合の香典の書き方についてまとめました。

香典の書き方でアルファベットの縦書きは?

香典の書き方は昔から縦書きです。でも、アルファベットは横書き文化のものです。でも、日本文化である香典に書くのですから、縦書きに合わせて書きたいものですよね。

このような場合に、正式なマナーはどうなのかと悩む人が多いのですが、こういう場合の正式なやり方というのは存在しません。
なので、考え方も人それぞれ異なり以下の2つの見解に分かれます。

・アルファベットで縦書きにする
・カタカナに直して縦書きにする

ここで考えておくべきことは、マナーというのは相手への配慮を考慮すべきものであり「相手が読みやすいこと」が大切ということです。
上の2つは、どちらも相手が読みやすいようにという配慮もあるのですが、それぞれ、どういう部分で読みづらいか、というポイントが異なるのですよね。

アルファベットで縦書きにする、という見解については、その方が読みやすいからであり、言い換えると「カタカナに直すと文字数が多くて読みづらい」から、という理由があります。

一方、カタカナで縦書きにする、という見解については、外国人の名前で特に言えるのですが、英語やその他外国語そのままの表記だと、何と発音するのか分からない可能性があり、「カタカナに直した方が相手に通じやすい」という理由がありますよね。香典いただいたは良いけど、手に取った時に「外国の方が来てくれたけど、何と読むのだろう?」と悩むことになるかもしれません。ですから、カタカナの方が良い、という人もいるのです。

ですから、アルファベットかカタカナかを決めつけず、書くべき文字について、どちらの方が読みやすいかを考えた上で書くというのが良いでしょう。


香典で会社名が英語の場合は?

例えば、「STRシステム株式会社 代表取締役 ○○ ○○」の場合には、次のようになります。

アルファベット表記の場合は、そのままアルファベットを縦に書いて大丈夫です。
平成14年の商法改正で、会社名にアルファベットが使えるようになってから、アルファベットを使う会社名も増えていますよね。縦書きならカタカナを使う方が見やすいと考える人もいますが、正式な会社名を書く方が良いと考える人が多いようです。
(この場合にカタカナで書こうとするとアルファベット表記よりも長くなり、読みづらくなるのですよね。)

香典の書き方で外国人の場合は?

具体例を挙げると、
Abraham Lincoln(エイブラハム リンカーン。アブラハムと読むこともあるようです。)

英語表記だと、分かりにくいですよね。特に、英語が苦手な人にとっては迷ったり読めずに困ったりする可能性がありますよね。
でも、カタカナだと、

迷わずに済みます。

ただ、カタカナだと香典返しのことを考えると正式な氏名が分からず困る可能性もありますし、発音しづらい、読みにくい等により相手が理解し難い場合は両方で書いてほうが親切だ、という見解もあります。


さいごに

アルファベットは海外から入ってきたものであり、香典におけるマナーでどうすべきか、というきっちりした正解はありません。相手の読みやすさ、分かりやすさを優先すべきですが、書く単語によってどちらが良いか異なります。ですから、アルファベットそのままの方が読みやすいか、カタカナに直す方が読みやすいかを考えて書くというのが望ましいでしょう。

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