闘う嫁のマナーノート

厳しい姑に鍛えられた嫁のマナー知識や子育て、行事に関する備忘録

パスタの食べ方マナーでスプーンは?フォークできれいに巻くコツは?

      2017/07/19


パスタを食べる時のマナーをご存知ですか。

スプーンとフォーク2つを使う人もいれば、フォークだけを使う人もいますよね。
これは、どちらが正しいのでしょうか。

今回は、パスタの食べ方マナー上のスプーンの扱いや、スープパスタの食べ方、フォークで上手に巻くコツについてお話しします。

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パスタの食べ方マナーでスプーンの使い方は?

パスタの本場イタリアでは、スプーンを使わずフォーク一本で食べるのが正式な食べ方とされています。

じゃあ、スプーンとフォークでクルクル巻いて食べるのは駄目かというと、そうではありません。ただ、本場イタリアでは「正式なマナーではない」というだけなのです。

昔、スパゲティが誕生した当時のイタリアでの食べ方は、なんと、手で掴んで頭の上まで持っていき、垂れたスパゲティを下からパクッと口に入れるというものだったそうです。かなり下品ですよね(汗)
そこで、上品に食べようという趣旨でフォークを使うようになり、巻いて食べる今のスタイルになりました。これが西洋の標準的な食べ方です。

でもまあ、フォーク一本で食べるのは意外と難しくて、コツを掴まないとソースがはねやすいし、食べる姿が下品になりかねません。これをカバーしたのがスプーンでした。一説によると、これはアメリカ軍がイタリアに進駐した際に考案したのだそうですが、左手に持ったスプーンでパスタを受けることで、ソースのはねやすさを減らし、上品な食べ方になるようにしたのです。

ちなみに、スプーンとフォークを使う食べ方はアメリカと日本が主流です。また、イギリスではパスタを食べる際にナイフとフォークを使うことがあるのですが、これは、ナイフでパスタを短く切ってからフォークですくい上げて食べるのです。

このように、国によって食べ方は様々です。確かにパスタの本場はイタリアですから、イタリアの標準的な食べ方であるフォーク1本の食べ方がマナーとして正しいという見解もあります。でも、パスタが世界中に広がり、その国独自の文化に取り入れられている今は、その国ならではの食べ方が尊重されても良いと思いませんか。

そうそう、イタリアでスプーンを使うのは子供と田舎者だけ、という話も聞きますが、実際にイタリア居住歴のある知人に聞いた限りでは、子供がスプーンとフォークで食べることはないという話でした。小さい子供は不器用ですから、スプーンとフォークの両方を使うのは難易度が高過ぎるのですよね。本当に幼い子供の場合は、お母さんにナイフで細かく切ってもらい、スプーンを右手で持って食べるそうです。
また、ナポリ地方などでは時々スプーンを使う人もいるけど、だからといって別にマナー違反だとか言われないし、誰も気にしないという話でした。

スープパスタの食べ方は?

でも、イタリアだって、スープパスタならフォークだけでなくスプーンも必要だよね?

と思うかもしれませんね。
ところが、日本人の想像するような、汁たっぷりでスパゲティのような長い麺のスープパスタというのは、イタリアには存在しません。イタリアにもスープパスタはありますが、ショートパスタなのでスプーンだけで食べられるのです。

ちなみに、スープパスタの発祥はアメリカです。あちらの人々はスプーンを受けにしてパスタをフォークに巻きつけてパクッと口に入れますが、麺が結構軟らかく茹でてあるため、フォークで麺を短く切ってからスプーンですくって食べる、という人も結構いるそうです。

お皿を目安に考えることもある

また、パスタの種類や出すお皿によって食べ方を分けるという見解もあり、その場合の目安は次の通りです。

  • 平たい皿→フォークだけで。パスタ皿の場合はくぼんだ箇所があり、そこでクルクル巻いて食べます。
  • 深い皿→右手にフォーク、左手にスプーンで。スプーンの上でクルクル巻いて食べます。
    (深い皿の場合はスープパスタのようなものもあるのでスプーンを使う方が食べやすい、という意図もあるのでしょう。)

ところで、スプーンを使うのはNGではありませんが、せっかく「フォーク一本で食べるのが正式なマナー」と知ったのですから、フォークできれいに食べる方法について知っておくと良いですよ。次に、フォーク一本での食べ方についてお話しします。


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パスタをフォーク一本で上手に巻くコツは?

パスタをフォーク一本で食べるのは難しいと感じている人もいますが、コツを掴めば楽に出来るようになりますよ。
コツをお話しする前に、マナーの基本について確認しておきましょう。

  • 音を立てながら食べない(口の音、食器の音、共にNG)
  • 口に入れた食べ物を見せない(半分は口の中、半分は外に見える状態もNG)

音を立てないように食べるのは西洋の食事マナーの基本中の基本です。
ですから、パスタを口に入れる際に啜ったりしてはいけません。
また、パスタを中途半端に口に入れて、半分口から垂れ下がっている、というようなこともしてはいけません。
では、フォークで巻くコツについてお話しします。

(1)一度に取る量は少なめに。
フォークにクルクル巻きつけて口に持っていくのですが、一口で食べられるよう、フォークに引っ掛けるスパゲティは1回につき2~3本程度(多くても5本)にしましょう。

(2)フォークの巻き方は皿に垂直に。
フォークは皿に垂直に(突き刺すように)立てて巻きます(水平や斜めだと、量が多くて絡んでしまったり、最後まで絡まなかったりして上手にできません)。
巻きつけるスパゲティは数本と少ないので、巻きつけるフォークの面は「下半分程度」というイメージでパスタを巻けばちょうど良い量になりますよ。
フォークに巻いたパスタは、そのまま口の中に運んで食べましょう。くれぐれも啜らないように!

(3)食べる分だけ端に避難させてから巻く。
スパゲティを巻く時によく失敗する原因は、多く巻き過ぎることです。パスタは沢山の麺があるので、そのまま巻きつけようとすると周囲の麺が邪魔になるのですよね。そこで、一口で食べる分だけあらかじめお皿の端(くぼみ部分)まで避難させてから巻き付けると、余分なスパゲティが混ざらずにちょうど良い量になりますよ。
ということで、以上をまとめると次の手順になります。

【パスタをフォーク一本できれいに巻く方法】

(1)食べる前にフォークでパスタ全体を奥へ押しやって、手前のくぼんだ部分周辺に少しスペースを確保しておく。
(2)スパゲティを3本程度引っ掛けて大きく持ち上げて、お皿手前の確保したスペースまで持っていく。
(3)フォークを垂直に立てて巻く。
(4)パスタの先まで巻きつけたら口に入れる。


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まとめ

私達日本人は「マナー」というと神経質に構えてしまう傾向がありますが、欧米における食事のマナーはとてもシンプルで、「相手を不快にさせない」というベースの上に成り立っています。欧米人は特に、

  • 音を立てること
  • 口と食器の間に食べ物が繋がって見えてしまうこと

これらを嫌いますし、見ると不快になります。ですから、そうならないように、食べやすくてカッコ良い方法として生み出されたのが今回お話ししたフォークで(パスタの端までを)クルクル巻き終えて口に入れる方法なのです。

スプーンを使ってはいけないという決まりはありませんし、スプーンを使うものだという認識の人もいます。ですから、スプーンを出してくるお店も少なくありませんし、使ってもマナー違反と後ろ指さされるほどのことではありません。

そういう細かいことよりも、マナーの基本である「音を立てない」「食べ物を中途半端なまま口に入れない」ことこそが重要で、相手と食べ物を美味しく食べることが大切でしょう。そしてこれらのことは、フォークの使い方次第とも言えるので、これを機に、少しパスタの巻き方を練習してみると良いでしょう。最初にフォークに引っ掛ける量だけ注意すれば簡単に出来るようになるはずですので是非お試しください。

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