闘う嫁のマナーノート

厳しい姑に鍛えられた嫁のマナー知識や子育て、行事に関する備忘録

墓じまいの費用の相場は?檀家だった我が家の事例をご紹介

   

haka2
墓じまいを考える際に一番気になるのが費用ですよね。墓じまいの相場はどのくらいなのでしょうか。

私の実家は日蓮宗の檀家だったのですが、父母が高齢になり2時間もかかる墓地への墓参りは大変だし、死後墓守をする子孫がいなくなることから悩んだ結果、先日墓じまいを行いました。この時の費用についてお話しします。

◆「墓じまいって何をやるの?」と思う貴方には、こちらの記事がおすすめです。
墓じまいとは?永代供養との違いは?具体的な手続きは?

スポンサードリンク

墓じまいの費用の相場は?

墓じまいに関わる費用は、新旧の墓の管理者によって考え方や相場が異なりますが、どのような費用がどの程度発生するかの目安は次の通りです。

(1)閉眼供養のお布施
今までのお墓には霊が宿っているので魂抜きをしなければならないとされています。それが閉眼供養で、お寺に納めるお布施は約1~5万円程度が多いです。

(2)離檀料
今までの墓がお寺の場合は檀家だったため、墓じまい後にお寺を離れる場合は離檀料がかかります。(お寺の永代供養塔に納める場合はかからないはずです。)ですが、これは法的な費用ではなくお寺が作った制度であり、金額もお寺の考え方次第となっています。そのため、良心的なお寺もあれば100万円単位で請求してくるところもあり、揉め事になるケースも見受けられます。
宗派によっても異なるので金額の目安はありませんが、ネット情報などを見ると、法事1回あたりのお布施と同じ程度(約10~20万円)などという見解が多いです。

(3)墓の解体、撤去費用
慕石や墓地の規模によって金額が異なりますが、目安は一平方メートルあたり約5~10万円からというのが一般的で、撤去するための重機が入れないような場所だともっと費用がかかります。(1m以上掘り返して土を入れ替える作業があるので重機がないと結構手間がかかります。)お寺や霊園の指定がなければ複数の石材店から見積を取り、比較検討して決める方法が良いでしょう。(お寺等によっては石材店を指定してくるところもあります。)

(4)永代供養料
お寺よりも、お寺と無関係の霊園等で永代供養してもらう方が安く済みます。
永代供養を行う場合は「一霊当たり○万円」という考え方が多いのですが、お寺で永代供養を行う場合は値段がピンキリで、一霊当たり3万円で済むケースもあれば、30万円程度かかるケースもあります。また、格式高いお寺の場合は一霊で100万円というところもあると聞きます。

檀家の場合は墓じまいすると、それまで定期的に納めていたお布施がなくなりお寺の収入が途絶えてしまうことから、法外な費用を請求してくるケースもあります。

(5)役所等の手続き費用と代行手数料
自分で全て行うのが大変な場合には行政書士等に依頼することになりますが、その場合は行政書士に対する手数料も十数万円程度発生します。


スポンサードリンク

墓じまいで檀家の場合の費用 我が家の事例

私の実家は日蓮宗で、結構格式の高いお寺の檀家でした。
亡き祖父母が檀家になり、毎年の盆暮れ、お彼岸などの法要は欠かさず行ってお布施をしたり、曾祖父母の法要は50回忌まで行うという徹底ぶりでした。
でも、もう両親も80才近い年齢で足腰が弱っており、家から2時間もかかるお寺まで行くのはすごく大変だと数年前から言っており、祖父母の23回忌と13回忌法要を行うのを最後にするという話になっていました。

ちなみに、日蓮宗というのは他の宗派よりもお布施が高額だと聞いています。(嫁ぎ先は曹洞宗ですが、お布施が半額以下で驚きました。日蓮宗では毎回の法事で10~20万円程度払っていたそうですが、嫁ぎ先の曹洞宗では5~7万円だったのです。)

こんな高いお寺なので、墓じまいするにしても高い離檀料を請求されるのではないかと心配していたのですが、「想像よりも安かった」と母が言っていました。

基本的には、そのお寺で永代供養を行う場合は、一霊当たり30万円だそうです。
実家の場合は曾祖父母(後妻含めて)、祖父母合わせて6霊いるので、単純計算すると

30万円×6霊=180万円

となってしまいます。高いですよねえ。

永代供養が高い場合は別の安い永代供養の場所を探す予定だったそうですが、幸い今の住職さんが良心的な方だそうで、

「○○さん(実家の名前)はきちんと33回忌まで行われているので、その方々の分は一霊3万円で良いですから。」

と言われたそうです。

私の母は単純なので、ここで『何て良心的なの!?』とすっかり安心して、全てお寺にお任せすることにしたそうです。

このお寺の場合、墓地の中に大きい合祀墓があり、その中に永代供養のスペースがあります。永代供養料を支払うと、その中の一角を与えられて安置されます。(今までと同じお寺の永代供養塔に入るため、離壇料は発生しませんでした。)

整理すると、

永代供養料:3万円×4霊+30万円×2霊=72万円
その他、閉眼供養・墓の撤去費用

諸々合わせて、総額95万円

だったそうです(離檀料は無し)。

細かい内訳はどうだったのか、と母に尋ねたのですが、特に細かい明細は無く「一式で95万円」という提示だったそうです。高齢の母にとっては、これまでのお寺へのお布施を考えれば確かに「良心的」かもしれませんし高齢だからこそ、こんなアバウトな提示でも納得だったようですが、細かい明細がないことから、やっぱり昔のお寺ならではだなあ、と感じました。


スポンサードリンク

さいごに

我が家の場合は100万円近い提示だったので高い部類に入るかもしれません。ただ、6霊の永代供養料を含むので、お寺の相場としては仕方ない範疇かと考えています。

とはいえ、お寺の檀家で離檀する場合は離檀料の金額がお寺によって全く異なります。お寺も檀家が減るとお寺の経営も悪化してしまうし、改葬を許さなかったり離檀料を高額にして拒むケースが往々にしてあるのです。
ただ、憲法上ではお寺に離檀を止める権利はありませんし、離檀料は法的な費用ではありません。実際に100万円と言われて払えず困った場合は消費生活センターや弁護士等に相談しましょう。

スポンサードリンク

 - 冠婚葬祭マナー