*この記事にはプロモーションが含まれています

暮らしの知恵

フラットシーツ フィットシーツ ボックスシーツ 敷きパッドの違いは?

huton1
シーツを選ぶ際の要素として、素材はもちろんですが、形状も同じくらい重要ですよね。
我が家では通常、フラットシーツでなくフィットシーツ(ワンタッチシーツ)を選んでいるのですが、寝具売り場に行くと他にもボックスシーツや敷きパッドもあるので、どれを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。

今回は、それぞれのシーツの特徴や使いやすさ、使いにくさ等についてまとめました。

フラットシーツとフィットシーツの違いは?

フラットシーツは1枚の平らな布で、ファスナーやゴムのついていないシーツのことです。そのため、敷布団にかける際に布団からはみ出た部分を折り込む作業が必要になります。ただ、平らなので、アイロンがしやすいです。

一方、フィットシーツはワンタッチシーツとも言いますが、シーツの下側にゴムが入っていて、敷布団の上からスポッとかぶせるタイプのシーツです。

一般的にはフィットシーツの方がフラットシーツよりも取り付け取り外しが簡単と感じる人が多いです。ただ、シーツの端にゴムが一周入ってギャザーが寄せられているため布が凸凹しています。この状態だと洗濯干しでピンと伸ばすのが大変だし、アイロンがけも手間がかかります。

また、フィットシーツは一度セットすると布団の上げ下ろしの際にシーツが外れず便利ですが、購入する際は事前に敷布団の寸法をきちんと測って、それに合う物・・・和布団の場合はシングル(105×205)かシングルロング(105×215)という寸法が多いのですが、そのどちらか合う方を選ぶことが大切です。

シーツと敷布団カバーは違う物なの?

フラットシーツやフィットシーツと同じように敷布団の場合に使うシーツ類の1つに「敷布団カバー」があります。これは、敷布団全体をスッポリ包んで長いファスナーで留めるものです。ですが、敷布団カバーは呼び名の通り、シーツというより「敷布団を保護するためのカバー」です。敷布団カバーをつけると、布団を外に干す際などに敷布団に直接外の埃や汚れがつかないようになるので便利です。

ですから、敷布団カバーを使う場合は、敷布団を敷布団カバーで包み、その上にフラットシーツやフィットシーツをかけて使うのが一般的です。
ただ、「敷布団カバーとシーツを両方使って洗濯するなんて大変だし・・・」という考えの人もいて、その場合は敷布団カバーをシーツ代わりに使っている人もいます。

ちなみに私の実家では、敷布団カバーにフラットシーツを重ねて使う方法を、嫁ぎ先では敷布団カバーをシーツとして単独使用していたため、人によって使い方は色々違うものだなあ、とビックリした記憶があります(汗)


フラットシーツとボックスシーツの違いは?

フラットシーツとボックスシーツの違いは、上記フィットシーツとの違いと同様に、シーツの下側にゴムが入っているかどうかです。
フラットシーツが1枚の平らな布であるのに対して、ボックスシーツはフィットシーツと同様にゴムが入って、くるむタイプです。フィットシーツが和布団(敷布団)を包むのに対して、ボックスシーツは更に分厚いベッドマットを包むため、マチが非常に分厚いのが特徴です。

ボックスシーツを選ぶ際に注意すべきこととして、事前にベッドの実寸を測っておくことがあります。ベッドにはシングル、セミダブル、ダブル等のサイズがありますが、それだけではなく、ベッドマットの厚みやベッドの幅や丈は商品によって様々に異なるのです。ボックスシーツはゴムでフィットするタイプなのでちょうど良い寸法の商品を選ばないとベッドにセット出来ずに使えないという事態もあるのです。

ボックスシーツの寸法の測り方はこちらがとても参考になりますよ。
ボックスシーツのサイズの選び方、測り方( (株)スリープファッション丸共)

敷きパッドを使う場合はシーツ不要なの?

敷きパッドは、布そのものは敷布団と同じサイズであり、四隅についているゴムベルトで敷布団に引っ掛けて固定するタイプです。そのため取付けと取外しが非常に簡単です。また、布の厚みがあるので汗をよく吸います。
敷きパッドには様々な素材が使われていますが、夏には汗取り目的で、冬にはより暖かくする目的で、というように季節に応じたパッドを2種類用意して替えて使う傾向があります。

敷きパッドはシーツや敷布団カバーが無しで直接敷布団の上に使うことも可能ですが、サイズが敷布団と同じなので側面の保護ができず汗が敷布団に直接ついてしまうという事態にもなりかねません。ですから、出来ればシーツか敷布団カバーをつけた上に敷きパッドをつけて使う方が良いですね。

ただ、我が家で過去に敷きパッドを使ったところ、安物だったのが原因か、ゴムの劣化が早く、そうなるとゴムが伸びて敷布団への固定がし難くなるのですよね。また、伸びやすい生地だったため、生地そのものも長くなってしまい敷布団から完全にズレてしまったのです。なので、それ以来敷きパッドは使っていません。もしかしたら質の良い、値段もそこそこ良い敷きパッドならこのような事態にならなかったのかもしれませんが。

汗かきの人にとっては布のサイズがシーツ等に比べて小さいし、着脱も非常に簡単なので気軽に洗濯できて重宝するのではないでしょうか。

さいごに

シーツには複数の形があるのですが、それぞれ一長一短あり、人によって「楽だなあ」「面倒だなあ」等と感じる点は異なります。
最終的には洗濯したりセットしたりする人の好みで判断するのが良いでしょう。

-暮らしの知恵