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結露対策でサッシ枠 マンションの問題点は?断熱テープ使い勝手は?

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結露対策というと通常は窓ガラスだけを考える傾向があるのですが、実は、サッシ枠の結露も重要課題なのですよね。サッシ枠は細いので見落としがちですが、実は窓ガラスよりも結露が酷いケースが多いです。

今回は、マンションの結露対策として、我が家で試した断熱テープ等の使い勝手を含めてお話しします。

結露対策でサッシ枠はどうする?

築年数の多い建物ほど、サッシの結露が酷くなる傾向があります。
というのも、昔のサッシは結露や断熱性について殆ど考慮されていない、シンプルなアルミサッシだったからです。
アルミはガラスよりも熱伝導率が高いので外気温が下がれば一番早く影響を受けて冷えるし、室内で暖房をつけると温度差がかなり生じることから、ガラス窓よりも結露が酷いという状況になってしまいます。

このような状況での結露対策としては、サッシから室内に冷えが伝わりにくいプラスチック等を貼って防ぐ必要があります。簡単な方法は次のようなアイテムを使うことです。

(1)サッシ枠に貼るもの

  • 水滴を取るテープ(100円ショップの結露吸水テープ等)
  • 断熱テープ

(2)サッシ枠と建物の隙間を防ぐもの

  • サッシの隙間テープ(隙間を埋めることで外気を遮断して気密性を高め、結露を減らす)

(3)ガラス窓含めた全体的な結露対策

  • 雨戸を閉める(二重サッシと同じように断熱作用があります)
  • 樹脂サッシの内窓を取り付け(二重サッシにすると断熱と結露減両方の効果が高まります)

マンションの結露対策サッシにおける注意点

マンションやアパートの場合は、雨戸がない建物が多いため、結露が酷い傾向があります。雨戸があると二重サッシと同様の断熱効果が得られるのですが、雨戸が無いと1枚ガラスで薄く夜の冷気が室内に入るため、冬はすごく寒いし結露も酷くなってしまうのですよね。

かといって二重サッシにするにはお金がかかるし、雨戸は既存建物に有るかどうかの問題なので自分ではどうしようもありません。冒頭の(1)と(2)の対策が現実的でしょう。

また、これらの方法と合わせて、通常の窓ガラスにおける結露対策も行って、冷気を防ぐようにしましょう。
結露の原因と対策は?防止にお金をかけない裏ワザ おすすめは?
結露対策アパートの網入りガラスの場合は?プチプチの貼り方剥がし方
結露対策で水の吸い取りどうする?ワイパーとスポンジの使い勝手は?


サッシの結露対策で断熱テープを使ってみた結果

サッシの結露対策の1つである断熱テープで代表的なのが次の商品です。

今回私が購入したのはシルバーですが、家のサッシの色に合わせてブロンズやホワイトなども選べます。
また、同じ色でも幅が40mm、16mmのように複数種類あるので、サッシの幅に合わせて使い分ける方が良いでしょう。

中身はこのようになっています。
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普通の発泡ポリエチレンで、片面に粘着剤がついています。

【貼る作業について】
40mm幅のテープだからガラス窓のプチプチ貼りよりも楽だろう、と考えていたのですがキレイに貼ろうとすると結構難しいです。
この断熱テープは40mm幅以外に16mm幅もあるので、両方買ってサッシの幅によって選んで組み合わせるときれいに出来るようですが、実際に我が家で使ってみて効果が得られるか分からかったので、とりあえず1ヶ所だけ貼ってみるという試行のため、40mm幅だけで対処してしまいました。そのため、貼る箇所に合わせて細く切ったりする作業が大変でした。
もし、これをやってみよう!と考えたら、出来れば両方のサイズを購入した方が手間がかからずきれいに出来ると思います。

実際に貼った箇所はこのようになっています。
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【使った効果】
使う前はサッシ枠が水滴でかなり濡れて床まで垂れてきていたのですが、使ってみたところ、テープ上は結露がなく冷えを感じませんでした。ただ、テープを貼った箇所の近くは結露が若干少なく、離れるにつれて以前と同様の水滴量でした。
サッシ枠の結露対策としては確かに有効だけど、やはりガラス窓全体の結露対策を同時に行う必要があるようです。

【剥がすのが大変なのでは?】
このテのアイテムは劣化も早いだろうし、使用上の注意を見ると「1年毎に張り替える」ことが推奨されています。
なので、春になって結露の心配がなくなった時に剥がすことになるのですが、数ヶ月間といえども粘着力のあるテープを剥がすと、シール跡の接着分が残る可能性がありますよね。その場合は市販のシール剥がしや界面活性剤入りのグッズを使って丁寧に剥がす必要がありそうです。

実際のレビューでも、
「春になりテープを剥がそうとしたら接着部分が窓枠に残って取れず、溶剤などを使って苦労して取り除きました。もっと剥がしやすかったら良かったのに」
というようなことが書かれていましたし。
これは私も来年の春になって剥がしてみないとどの程度大変なのか分かりませんが、シール剥がしについては別記事にもまとめているのですが、結構得意分野なので大丈夫かな、と考えています。

◆シール剥がしに関する記事はこちらです。
シール剥がした後のベタベタの取り方は?身近な材料で簡単な方法!

ところで、我が家では築30年超の賃貸マンションに住んでいるのですが、アルミサッシはこんな感じでかなりの旧式タイプです。そして、サッシ枠のパッキンも劣化して、あるんだかないんだか分からないような状況(汗)
入居した夏は気にしませんでしたが、冬になると隙間風が結構厳しいのですよね。

なので、隙間テープも必須と考えて、こちらのテープを貼りました。

中身はこのようになっています。
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意外と毛足が長くしっかりした作りでした。
そして、実際に取り付けした箇所はこのような感じです。
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どこに貼るのか?と悩んだのですが、隙間風が入る隙間を探して、引き戸に貼った場合に開閉が問題ないかを確認しつつ決めました。毛足がしっかりしていて長めだったので、開閉がギリギリという感じでした。

こちらについては、夏はコバエ等の小さい虫の侵入が気になっていたのですが、来年以降は隙間がなくなったお陰で減る気がしています。
肝心の断熱や結露についても、隙間テープを貼っている間も少しずつ寒さが緩和されましたし、隙間風も感じなくなりました。そのため、断熱性はすごく良さそうです。

ただ、結露についてはやはり上記の断熱シートと同様に、貼る前と比べると、酷い結露が多少緩和された程度でした。そして、その後ガラス窓全体に断熱のプチプチを貼ったところ、結露がかなり減りました。サッシ枠だけでなく、サッシ両方の対策が不可欠ということですね。

さいごに

サッシ枠の結露は断熱テープ等を使うとかなり軽減できます。見た目が気にならなければ、とても安上がりでおすすめですよ。
ただ、サッシ枠だけでは全体の結露は軽減できないので、やはりガラス窓に断熱材を貼るか断熱カーテンにする等の工夫が必要でしょう。

◆その他結露対策に関する記事はこちらです。
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