闘う嫁のマナーノート

厳しい姑に鍛えられた嫁のマナー知識や子育て、行事に関する備忘録

四十九日と初盆が重なる場合は一緒に今年する?来年に持ち越しは?

      2016/07/06

houji
父が6月に亡くなり四十九日法要を8月中旬にと考えていたけど、よく考えたらお盆期間なので、初盆供養と重なってしまいます。この場合、四十九日と初盆供養は一緒に行うものでしょうか、それとも別にするのでしょうか。

・・・お盆と四十九日の時期が重なると、このような悩みが出てきますよね。

そして、考えられる回答として、

  • 一緒に行う
  • 別々に行う
  • 初盆を今年でなく来年回しにする

以上3通りがあるのですが、条件によって適切な選択肢が異なります。
そこで今回は、初盆と四十九日が近い場合にどうすべきかをまとめました。

◆初盆と一周忌の悩みについてはこちらをご覧ください。
初盆と一周忌が近い場合一緒で良いの?別々ならどちらが優先?

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四十九日と初盆が重なる場合はどうするの?

最初に基本の考え方をお話ししますね。

初盆(新盆)は四十九日が終わった後に迎える最初のお盆なので、一般的に、四十九日前にお盆になる場合は初盆を行わず、翌年に行います。

人が亡くなった場合、四十九日間は霊としてこの世とあの世を彷徨いながら、新しい生へと生まれ変わる準備をしていると言われています。この間に残された家族が冥福を祈ることで功徳を積み、最終的に四十九日法要を営むことで仏として極楽浄土へと旅立つことが出来るとされています。初盆は、極楽浄土から仏として初めて戻るお盆のことなので、四十九日の後になるのです。

ところで、この場合の「お盆」の時期は地方や家によって異なるため、いつお盆を行うかを確認する必要があります。
今回のように6月に亡くなった場合は、

7月盆の場合→翌年が新盆
8月盆の場合→今年が新盆

というように、ですから、亡くなったのが6月26日であれば四十九日は8月13日となり、お盆が7月、8月どちらの場合でも翌年が初盆になります。
亡くなったのが6月25日の場合は、四十九日は8月12日なので、お盆が8月の場合は1日前ということで、今年が初盆になります。

ただ、実際問題として、お盆期間に差し掛かるとお寺も非常に忙しいため、四十九日法要をギリギリの日程で行うのが難しいこともあり、微妙な日程の場合は四十九日でなく三五日で切り上げて、その年に初盆を行うというケースもあります。
このようなケースではお寺の都合もあるので早めに相談した方が良いでしょう。


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四十九日と初盆を一緒にやる場合の注意点

四十九日と初盆を一緒に行うという選択肢もあります。
その場合、お布施やお車料、ご膳料などは四十九日法要だけでなく初盆のお布施も考慮して金額を考える方が良いでしょう。
お車料やご膳料は五千円程度ですが、お布施については四十九日法要で3万円、初盆で1万円程度からというのが平均的とも言われていますが、実際には宗派やお寺によって様々ですから、お寺に相談する方が良いでしょう。

ただ、地方によっては、2つの供養を一緒にするのは「故人を軽んじている」と見る人もいるようです。もし多くの人にそういう目で見られるなら考え直した方が良いかもしれませんが、あまり周囲に振り回される必要はありません。そもそもお盆期間というのは絶対的な日程ではないのですから。

お盆の盂蘭盆会は先祖の霊や餓鬼を招いて供養するという仏教の行事なのですが、お盆のしきたりや慣習は仏教とは無関係で、仏教とは無関係の、古くからある民間信仰で「お中元の頃に祖先の霊を招いて祀る」というものと合わさって「お盆期間には先祖が帰る」という考え方になりました。ですが、現代のお盆期間は明治時代の定めで新暦が推奨されたものの、実際には地方によって様々な事情から複数の日程で行われていますし、仏教的見地に立った場合に、絶対的な日程ではないのです。

◆お盆の時期について詳しいことはこちらの記事をご覧ください。
お盆は7月8月どっち?時期の地域差は何故?いつからいつまで?

ですから、四十九日法要と新盆が重なる場合にどうするか、については「絶対にこうしなければならない」というものではなく、それぞれの家庭の事情を考慮して、お盆期間からズレて供養をしても問題ありません。

また、2つの法要を兼ねるのは本来は避けた方が良いのですが、家庭の事情や寺の日程の都合などもあるので、絶対に兼ねてはいけない、というものではありません。

以上をまとめると、四十九日法要、新盆供養ともに、心を込めて供養するのであれば行う日はいつであろうと、故人や先祖に対する功徳を積むことになります。世の中の慣習がどうであろうと関係ないのです。

初盆を今年でなく来年にする場合について

初盆が今年でなく来年にする場合、普通のお盆はどうするべきか?と悩むでしょうけど、お盆では過去に亡くなった先祖代々の霊が家に帰ってくる期間なので、その霊を供養するため、通常のお盆行事である迎え火や送り火などを行うことになります。

また、「四十九日よりもお盆が後だと本来なら今年が初盆だけど、都合により来年に延期する」という選択肢もあります。

というのも、四十九日法要を終えたばかりで直ぐに初盆の準備をする、ということになると、あまりにも慌ただしいから疲れてしまうという家庭もあるのですよね。 家族を亡くして四十九日まで忙しない状態が続き、ようやく納骨が終わってホッとしたのに、また忙しくしなきゃいけないの?という気持ちになる人も実際多いです。

その場合、無理せず翌年に回すという方法でも、多くの場合問題ありません。
初盆は四十九日法要と異なり、仏教行事というより民間信仰に近い行事です。もしお寺から初盆の案内が来た場合は、「ようやく送り終えたばかりなのでお盆のお迎えをする気になれないから初盆は来年に落ち着いて行いたい」という話をすれば問題ないでしょう。

さいごに

四十九日法要や初盆供養などの行事はお寺にお願いして行うものですし、家族だけで日取りをどうすべきか、と悩んでも結論は出てきません。お寺はお盆の時期が特に忙しいため、早めに相談してみる方が良いでしょう。

また、地方によっては五月蠅いことを言ってくる人もいるかもしれませんが、亡くなった人を供養するのは残された家族が中心ですし、家族の置かれた状況も様々です。大切なのは故人を供養しようとする真剣な心なのですから、時期に捉われすぎず、心にゆとりを持って丁寧に供養することを大切に、どうするかを決めると良いでしょう。

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