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お見舞い

入院見舞いの上手な断り方は?上司向けメール、面会拒否は可能?

入院した際に「見舞いに行きたい」と上司から言われたら、ちょっと考えさせて欲しいこともありますよね。。

  • 気持ちは有難いけど、パジャマですっぴん姿のところに来られても、、、
  • 理由あっての入院先にまで、会社の人には来ないでほしい、、、
  • 入院を疑われているみたいでイヤ、、、

面倒に思ったり、イヤだなと思う理由が様々でしょうが、退院後に面倒になるのは避けたいし、上手に断りたいものですね。

今回は、会社の上司に対する見舞いの断り方やメール文例、病院で面会拒否は可能か、拒否した場合の対応についてご紹介します。

入院見舞いにくる上司への上手な断り方は?

本人の希望はともかくとして、従業員や部下が入院すると上司がお見舞いにくることは、珍しいことではありません。これには、理由がいくつかあります。

・会社からの入院見舞金を渡すため
・会社の書類や手続き上
・体調を心配している
・業務の振り分けや引継ぎの確認 など

急な入院か、ある程度準備期間があっての入院か、短期か長期かによっても異なりますが、入院すると会社に提出する書類や、必要な事務手続きもあります。

例えば、数日の短期入院であれば有給休暇でいいでしょうが、それ以上になると健康保険傷病手当金の申請をします。手続きには、病院の診断書や所定の申請書の提出があり、会社とのやりとりが必要です。

会社からの入院見舞金等の給付や、体調の確認、場合によっては本当に入院しているかの確認、急な入院であれば業務の引継ぎ、退院や復帰の見通しの確認、、、上司には上司なりの理由があって、お見舞いに来るのです。

入院中にまで会いたくないと思うかもしれませんが、社会人として会社に属している限りは「来てほしくない」という個人的感情だけでは断ることは難しいと考えた方がいいでしょう。

上司からの入院見舞いの上手な断り方

事務手続き上どうしても必要な場合もありますが、書類であれば病室宛に郵便で書類を送付してもらうことも可能ですし、家族に受け取ってもらうことも可能です。どうしても直接会うことを避けたい場合には、電話やメールで丁重かつ明瞭にお断りしましょう。その場合には、下記の3点をきちんと伝えましょう。

・業務を休んで迷惑をかけていることを詫びる
・お見舞いにくるという申し出への、感謝の気持ちを伝える
面会は辞退する明確な理由を伝える

お見舞いを辞退する明確な理由には、次のようなものがあります。

【入院見舞い(面会)を断りやすい理由の具体例】
1)入院が短期間
・すぐに退院するため、ご多忙の折お越しいただくほどでもございません。
事務手続きなど必要なことは、退院後すぐに対応いたしますので、面会はお断りさせていただきます。

2)病院の指示
・入院中は安静にするよう医師から指示されており、家族以外の面会をお断りさせていただきたく存じます。
・感染症予防のため医師から家族以外は面会禁止と言われております。

3)自分の体調不良
・まだ体調が芳しくなく、声が出し辛い(起き上がることが辛い)状態でございます。お越しいただいても失礼にあたりますので、せっかくではございますが面会はお断りさせていただきたく存じます。

自分がイヤ、同室者がイヤなど、感情論では通じないこともあります。「できない」から「来ないでほしい」ということを、明瞭に伝えましょう。丁重な表現のつもりで、曖昧な断り方をすると、伝わらない、ただの遠慮と誤解されるかもしれません。断りたいのであれば、相手に間違いなく伝わる言い方が必要です。

「お見舞いを辞退」とすると、会社からの見舞金なども含めて辞退と取られかねません。一切を辞退するのであれば構いませんが、面会を拒否したいだけれあれば「面会を断る」「面会できない」旨を明確に伝える方がよさそうです。

私が入院した時には、次のような内容のメールを送り、電話でもやり取りしました。

○○さん

お疲れ様です。
この度は入院することとなり、ご心配をお掛けするだけでなく、
業務に穴を開けてしまい、大変申し訳ございません。

お見舞いに来てくださるとのこと、誠にありがとうございます。
ご多忙のおり、○○さんに来ていただくのは申し訳なく、
また病院側も感染症対策で面会に制限をかけております。
今回はお心遣いだけいただき、面会はお断りさせていただきたく存じます。

会社への提出書類等ございましたら、
病室あてに郵送か、メール添付でお願いいたします。

お手数おかけすることとなり恐縮ではございますが、
ご理解賜りますようお願い申し上げます。

会社の皆さんにもよろしくお伝えください。
なるべく早く職場復帰できるよう頑張ります。

コロナ禍以降、病院側の面会ルールも変わっているので、以前よりも理解は得やすいかと思います。

郵便物などは、病室やナースステーション(事前に看護師さんに確認)宛に郵送してもらうと、ナースステーションで受け取り看護師さんが部屋まで届けてくれます。事務手続き上の必要に応じて、病室や自宅、実家など送ってもらうといいでしょう

会社によっては、上司だけでなく、同僚からも連絡がくることもあります。やりとりが大変であれば、窓口を一人にしてもらうよう上司にお願いするといいでしょう。また、上司の面会は断っても、同僚とは面会すると、バレる可能性があります。上司の面会を断るのであれば、会社関係者の面会はすべて辞退する方が、身のためです。

お見舞いの面会拒否を病院にお願いするには?

面会を断っても病院に来る方もいるでしょうし、事前連絡なしで来る方もいるでしょう。この場合には、病院に面会拒否を伝えておけば大丈夫です。

病院によって面会ルールは異なりますが、基本的に受付やナースステーションで氏名記帳してから病室に行く、もしくは面会スペースで会うようになります。面会拒否を伝えておけば、受付で面会できない旨相手方に伝えてもらい、見舞い品などがあれば預かってもらうことができます。

病院によっては面会受付が形式だけのものであったり、受付せず面会に来る方など、考えるとキリがありません。個室であれば「面会謝絶」などの札も出してもらえるかもしれませんが、相部屋だと難しいものもあります。

自己防衛として、病室は教えない、家族以外の面会はしない、家族にも他の人に病室を伝えないようにしてもらうなど、自分でも気をつける必要があります

さいごに

お見舞いは、相手への気遣いが基本です。患者がお見舞いを断りたいと言えば、相手はそれを受け入れるのが気遣いなのですが、自分の常識や自分の慣習に囚われていたり、会社の事務手続き上の必要性などから、患者の気持ちを汲んでくれない方も一定数います。悪気があるわけではないでしょうから、自分の意に反しても、怒ったりせずに冷静に対応しましょう。

どうしても、面会を拒否したい場合には、病院側にしっかり伝えておくこと、自己防衛として病室がバレないようにしておく、気分次第で面会する人と面会拒否する人を分けないなどの対応も必要ですよ。

なによりも、あなた自身が落ち着いて療養し、早く良くなることが一番大切です。余計なことに、心を乱されストレスを抱えないようにしてくださいね。

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