闘う嫁のマナーノート

厳しい姑に鍛えられた嫁のマナー知識や子育て、行事に関する備忘録

お疲れ様でございますって有りですか?ご苦労様以外の言葉は?

   

aisatsu2
前回、目上の人に対して「お疲れ様でした」と「ご苦労様でした」のどちらを使うか、という問題についてお話ししましたが、

「じゃあ、お疲れ様もご苦労様も使えない会社だったら何と言えばいいの?」

と悩む人もいますよね。

時々、「お疲れ様でございます」という言葉を耳にするのですが、バカ丁寧過ぎて逆に大丈夫?と気になる人もいますよね。また、もう少し言いやすい言葉はないのかなあ、と悩む人もいるかもしれません。

今回は、お疲れ様とご苦労様以外に使える、「コレいいじゃん!」という言葉についてまとめました。

◆お疲れ様とご苦労様の違いや時代の流れを知りたい場合はこちらをご覧ください。
お疲れ様とご苦労様 目上に使えるのはどっち?用途の違いは?

スポンサードリンク

「お疲れ様でございます」ってアリなの?

「お疲れ様です」という言葉は同僚なら問題ないけど、目上の人に対して言うと馴れ馴れしい気がするということで「お疲れ様でございます」と言う人もいます。

この言葉そのものは文法上、間違いではありません。

文法上では次のようになります。

お疲れ様です→お疲れ様(名詞句)+です(丁寧語)

お疲れ様 で ございます→お疲れ様(名詞句)+で(助詞)+ございます(丁寧語)

文法としては間違いではないのですが、「です」をより丁寧にした言葉であり、尊敬語や謙譲語にはなりません。

前回、「ご苦労様」について「苦労」(苦労をねぎらう)に「ご~様」という敬語を合わせたものという話をしたのですが、「お疲れ様」は 「疲れる」であり「相手をねぎらう」意味は乏しく「お~様」をつけても「お疲れの様子ですね」という軽いねぎらい程度のニュアンスです。元々日本語では目上に対してねぎらいの言葉を掛けてはいけない、とされていたこともあり、「お疲れ様です」を目上に使うのは好ましくないという考えの人もいるのです。

そこで、「ございます」をつけることで目上の人への丁寧語として解釈することになったようです。これは、使い慣れていない人にとってはバカ丁寧かもしれませんが、正しい日本語として定着しています。

ただ、実際に自分が使うかどうかについては、その人の個性もあるでしょうし、どちらかというと男性よりも女性向きの言葉という気がしますよね。

次に、誰でも使えそうな言葉を探してみましょう。


スポンサードリンク

お疲れ様とご苦労様以外で目上へ使える言葉は?

ここで「上司が先に帰る場合の声掛け」という冒頭の問題に戻りましょう。

世間一般の常識としては「お疲れ様でした」が正解とされていますが、昔の考えを重視する人も会社もいることは事実です。そのような場合は、目上に対して労いの言葉として「お疲れ様でした」を使うことは出来ません。やはり、「郷に入っては郷に従え」という言葉のように、周囲に合わせて言葉を選ぶことは重要ですから。

この場合は、周囲の考え方に合わせて言葉を選ぶことが大切です。そして、声掛けとしては、次のような言葉があるでしょう。

(1)今日明日、上司と関わりがある(あった)場合
今日の感謝やお詫びを再度伝えたり、明日の同行等のお願いする気持ちを伝えましょう。

・明日はよろしくお願いします
・今日はありがとうございました
・今日は申し訳ありませんでした

(2)上司と関わりが見当たらない場合
上司に対して「自分のことを気にせずお帰りください」「自分の業務ももうすぐ終わります」というニュアンスを込めると、部下を管理すべき上司としてはホッとするものです。

・はい、私もそろそろ帰らせていただきます。
・はい、私もこれが終わったら帰らせていただきます。

(3)とっさの機転が難しい場合
気の利いた言葉が出ない場合は、次のような言葉を掛けましょう。

・あっ、はい。
・お気をつけて(お帰り下さい)。
・さようなら。
・どうも。

この中には社会人の言葉としては未熟なものもありますが、相手との関係においては口先だけの言葉よりも態度が肝腎です。とにかく愛想良く、ニッコリしながら言葉を掛けることが重要なのです。

まとめ

多くの会社では「お疲れ様」が定着していますが、かなり目上の人の場合は、今のビジネスマナーが主流になる前の世代なので、昔の流れを尊重する可能性もあります。ですから、「お疲れ様」は失礼だよ!と言われたら、そういう理屈もあるということを素直に受け入れることが大切です。

そして、この代わりになる言葉として、今回具体的にいくつかご紹介しましたが、やはり相手あっての言葉ですから、状況に応じて合う言葉を選ぶことが大切です。もしとっさに浮かばない人の場合は、最初は目上の人に対する敬意を込めるという姿勢が重要です。

「どうも」「はい」の一言だと、出来る社員には程遠いかもしれません。でも、上っ面の言葉よりも態度のほうが重要なのです。体全体でやっているうちに、少しずつ言葉も自分の中で定着して、言葉も出るようになるでしょう。目上の人とのコミュニケーションを円滑にすることは社会人としてとても大切なので、大変かもしれませんが、是非マスターして下さいね。

スポンサードリンク

 - 言葉遣い