闘う嫁のマナーノート

厳しい姑に鍛えられた嫁のマナー知識や子育て、行事に関する備忘録

返信用封筒には行と宛どっち?差出人欄に相手の名は?切手料金は?

      2016/04/26

letter社会人になって間もない新入社員は業務を覚えるのが大変ですよね。
上司に「取引先に契約書を送って返送用封筒に入れて送り返してもらうように」
と指示されたけど、返送用封筒ってどうすれば良いのか分からない。どうしよう!?

と悩むことも多いです。
返信用封筒のマナーなんて上司に訊きづらいし、下手に訊くと「そんなことも知らないのか!」と呆れられる可能性もありますよね。

今回は、返送用封筒のマナーでよくある悩みの中で、

・返信用封筒の宛名の最後は、行と宛どちらにするのか
・返信用封筒の差出人に相手の名前を書いておくべきか
・返信用封筒の切手の料金を確認する方法

これらのことをまとめました。

◆返信用封筒の送付状の書き方が分からなかったら、こちらの記事をご覧ください。
返信用封筒の送付状書き方は?いただきますよう くださいますよう?

◆返信用封筒で返送する時の悩みはこちらの記事をご覧ください。
返信用封筒の二重線は縦横斜め?書き方で横書きは?封の仕方〆は?

◆返信用封筒を速達にする方法はこちらの記事をご覧ください。
返信用封筒を速達で出してもらう方法は?書き方や同封添え状は?

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返信用封筒には行と宛どっちを書くの?

返信用封筒の宛先欄には、自分の氏名の後に「行」を書きます。
「宛」を使うことはありません。

ただし、「宛」については、送付状の文面中に書く場合や、会話の中で話す際に「○○宛にお送り下さい」という形で使うことがあります。

ちなみに「行」の書き方のポイントは以下の2点があります。

  • 氏名よりも少し小さい文字で書く
  • 行を少し外す(縦書きの場合は左寄りに、横書きの場合は下寄りに)

※返信する際に二重線で消してから「様」や「御中」を書くため、それを予期して少しだけ行を外します。

常識としては「行」をつけるのが正解ですが、時々次のようなものも見られます。

(1)何も書かない方が良い
(2)最初から「様」をつける
(3)「殿」をつける

この中で、(3)は完全に誤用です。
また、(1)と(2)については、昔からのマナーでは誤りですが「時代の流れでマナーの考え方が変化してきている」という見解も一部の方々に見られます。

というのも、「行」を書くと、相手方が二重線で消して「様」や「御中」を書き直すのは手間がかかるため親切心から「様」を書いておく、ということや、何も書かない方が楽だということで、いずれも「相手への配慮から考えられた行為」なのです。

ただ、敬語の視点で考えると、最初から自分の名前に「様」をつける行為は自分の行動に尊敬語を使うことと同じで、「私はあなたよりも偉い立場なんですよ」と言っているようなものですあり、相手に対して物凄く失礼なのです。

昔の日本人は「相手を立てて自分がへりくだる」という心があり尊敬語や謙譲語が存在したのでしょうし、そこから「相手から一歩下がる」気持ちで、返信用封筒におけるマナーの1つである「行」をつける習慣も出来たと思われます。ですが、マナーを覚えようとする際、私達日本人は形ばかり囚われて本質を理解する余裕がありません。そのため、「『様』を最初から書いてあげた方が親切じゃない?」という考えになってしまうのでしょう。

今後時代の流れと共に、これが正論になってしまう可能性もありますが、「様」だと相手を立てる気持ちがない、だから「行」の方が望ましい、ということは理解しておく方が良いでしょう。

(3)については様々な解釈が考えられますが、(2)の「様」をつけると謙ることにならず失礼だと考えて、「『様』よりも『殿』の方がへりくだった言い方」「目下の人だから『様』でなく『殿』が良いだろう」等の考えが推測されます。ですが、「殿」は元々「殿様」の意味にも通じる敬称なので、様をつけるのと同様に違和感がありますし、実際のビジネス文書においてもあまり「殿」をつける機会はないため、使わないようにしましょう。


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返信用封筒の差出人欄に相手の名を書く?

返信用封筒の差出人は相手方になりますが、この場合に差出人名や住所は、こちらでは記入しません。

会社の場合は返信時にゴム印を押す可能性もあります。また、そうでなくても、こちらから相手の名前等を記入する行為は差し出がましく失礼な行為に当たります。

返信用封筒の書き方・まとめ

◆往信用封筒

  1. 表面→相手の住所、氏名、「様」
    (会社の場合は所在地、会社名、部署、相手方氏名、「様」)
    ※相手方の氏名が分からず部署宛の場合は「様」でなく「御中」にするか、「ご担当者様」とします。
  2. 裏面→自分の住所、氏名
    (会社の場合は所在地、会社名、部署、自分の氏名)

◆返信用封筒

  1. 表面→返信先(自分の住所、氏名、「行」)
    ※「行」は少し小さい文字で。
  2. 裏面→記載なし
    ※返信用封筒は表面だけ記入し、裏面の差出人の住所や氏名は記入しません。(相手が自分で記入します。)

ところでこの時に忘れてはならないのが、返信用封筒に料金分の切手を貼ることです。
次に、返信用封筒に貼る切手料金についてお話しします。

返信用封筒の切手料金は?

日本国内であれば料金は封筒の大きさと重さだけで決まります。

(1)定型郵便物(23.5cm×12cm以内、厚み1cm以内)
25g以内→82円
25g超50g以内→92円
50g超→定形外料金と同じ。

(2)定形外郵便物(A4サイズが入るような封筒等。一辺が最長60cm以内で、縦横厚み合計90cm以内)
50g以内→120円
50g超100g以内→140円
100g超150g以内→205円
150g超250g以内→250円
これ以降の重さについても数段階の料金が決まっています。

返送用封筒の切手料金を間違えないためには?

切手料金を間違えてしまうと相手に失礼なので間違えないように十分注意しなければなりません。

方法としては、次の順で確認しましょう。

  1. 封筒の大きさが定型か、定形外か。
  2. 返信時に封筒の中に何を入れるか想定して量ってみる。
    返信用封筒+返信してもらう内容物+A4コピー用紙1枚分(相手が同封すると想定される送付状)
  3. 該当する料金の切手を貼る。
    もし料金設定のギリギリ境界の重さだったら、一段階上の料金の切手を貼る方が確実です。

さいごに

返信用封筒の宛名には「行」をつけます。時々そうでない封筒を見かけるかもしれませんが、古くからのマナーは「行」なので、習慣付けておく方が良いでしょう。

また、切手を貼る際はくれぐれも料金不足にならないよう、きちんとレタースケール(郵便はかり)で量ってから切手を貼ってくださいね。

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