闘う嫁のマナーノート

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ノロウイルスの検査はどこで行うの?診断基準は?胃腸炎の種類は?

   

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ノロウイルスの検査はどこで行うのでしょうか。
診断基準は何を使って行うのでしょうか。

我が家では子供が保育園から幼稚園、小学生になるくらいまでは毎年のように嘔吐下痢を繰り返していたのですが、ノロウイルスやロタウイルスの検査をしたことは一度もありません。

今までものすごく不思議だったため、これらの検査がどこで行われるのか、医者の診断基準は何に基づくのか、胃腸炎にはどのような種類があるのかを調べてまとめました。

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ノロウイルスの検査はどこで行うの?種類や費用は?

ノロウイルスの検査は便を使って行いますが、大きく分類すると次の3種類があります。

(1)抗原検査法(ELISA、イムノクロマト等)
検体中のノロウイルスに特異的な抗体を使ってノロウイルスを検出します。
小さな病院でも検査可能で、早ければ20~30分で判定結果が出る検査種類もあるのですが、感度が低いという欠点があります。

(2)遺伝子検査法(RT-PCR法、リアルタイムPCR法等)
ゲノムRNAを検出する核酸増幅して検査します。
感度は高いのですが、判定結果が出るまでに1日程度かかるし、検査費用も高額です。

(3)電子顕微鏡による観察法
検体から分離精製したノロウイルス粒子を直接観察する方法ですが、(1)や(2)に比べて検査工程が長く手間がかかるし高額な電子顕微鏡も必要です。

この中で一般の病院で検査できるのは(1)のみで、費用は(2)(3)に比べると安いのですが、検査キットの他に検査料もかかるため、6000円程度はかかります。(ちなみに(2)と(3)については2~3万円かかるそうです。)
保険適用は3歳未満と65歳以上しかないため、それ以外の人は自費、全額支払わなければなりません。

ロタウイルスの検査は?

現在はロタウイルスについてもイムノクロマト法による検査キットがあり、便を使って5~10分で検出が可能です。
また、こちらの検査キットはメーカーによっては同時にアデノウイルスの検出も可能なキットがあります。
こちらも費用はノロウイルスと同じ程度で6000円程度となっています。
ただ、ロタウイルスはノロウイルスよりも重症化しやすく検査する方が良いケースも多いことから、全年齢において健康保険が適用されます。


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ノロウイルスやロタウイルスの診断基準は?

ノロウイルスやロタウイルスの検査は、現在は簡単に検査できるのですが、上記のように検査キットと検査料で6000円程度かかってしまうため、入院しなければならないような重症でなければ検査しないのが通常です。

では何で診断するかというと、大抵は症状を確認したり、その地域で(園や小学校等含めて)流行しているか、家族にロタやノロ疑いの人がいるかの問診によるのです。

我が家ではかかりつけ医が田舎の町医者(おじいちゃん)だったのですが、子供が保育園でロタウイルスをうつされた際も「胃腸炎の風邪」という診断でしたし、その後数回胃腸炎の風邪にかかりましたが、一度もロタやノロの検査はしませんでしたし、診断名になったことはありません。
ですが、別の医者に通った子供が「ロタウイルスに罹った」などと聞くと、「うちのかかりつけ医はヤブ医者なの!?検査もしないで・・・」と気になったこともありますが、その後よく調べていくと、ロタウイルスにせよ、ノロウイルスにせよ、急性胃腸炎の風邪については特効薬はない為病名を断定する必要はないですし、敢えて原因ウイルスを突き止める必要はないのですよね。
どの胃腸炎にしろ、整腸剤で早くウイルスを体外に排出させるよう促して水分補給に努める、という方法でしか治しようがないのですから。

ロタやノロなのか診断名が出ないで不安になるお母さんもいるかもしれませんが、これは全く気にする必要はないのです。

また、上記検査キットについては、ノロウイルスとロタウイルス共通ですが検査感度が低いため、感染していても陽性とならない場合があるため「ロタやノロに感染していない」という証明にはなりません。

また、お金はかかるけど原因ウイルスを特定できるか分からないし、特定できてもそれに合う薬がある訳ではなし、ノロウイルスだから危険、ロタウイルスだから治療方針を変える、ということでもありません。
そのため、通常は検査しないで問診だけで診断する病院が多いのです。

とはいえ、胃腸炎にはどんな種類があるか予備知識として頭に入れておくと、自分の子供が胃腸炎に罹った時に位置付けも出来て納得しやすいでしょうし、次に胃腸炎の種類についてお話しします。

胃腸炎の種類にはどんなものがあるの?

感染性胃腸炎にはウイルス性細菌性の2種類があり、ウイルス性は冬に多く細菌性は夏に多いという特徴があります。
症状は共通で、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛、全身倦怠感等があり、脱水症状に陥る可能性もあります。
また、ウイルス性の場合は咳や鼻水等の症状を伴うこともあります。
症状の重さでいうと、ウイルス性よりも細菌性の方が重症化する傾向があります。
薬は、ウイルス性は抗ウイルス薬がないため対症療法となり、整腸剤が中心です。一方、細菌性は抗生物質による治療となります。

胃腸炎の種類は主に次のようになっています。

  • ウイルス性ロタウイルス、ノロウイルス、札幌ウイルス、腸管アデノウイルス、アストロウイルス、コロナウイルス等があります。
  • 細菌性  →サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌等があります。

このウイルス性胃腸炎の中ではロタウイルス、ノロウイルスの症状が特に重く、冬のウイルス性胃腸炎ではロタウイルスが40~50%、ノロウイルスと札幌ウイルス両方で30~40%を占めているといわれています。
ウイルス性胃腸炎は抗ウイルス剤が存在しないので、病名探しには意味がないし、比率的にも冬に胃腸炎の症状といえば、ロタウイルスかノロウイルスとなるようですね。

さいごに

ノロウイルスもロタウイルスも、検査キットですぐに検査が出来るとはいえ、数千円の費用と低い感度から、実際に検査をして診断する病院は多くありません。
ウイルス性胃腸炎は薬もないので、よほど重症化しない限り原因ウイルスを特定する必要はないのです。
曖昧なまま診断されても、「ヤブ医者」ではないので、あまり心配せずに体調が良くなるようにゆっくり休んで水分補給に気をつけることに専念しましょう。

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